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協会紹介


保科副理事長挨拶

JASCAT 副理事長 保科 壽直 (ほしな としなお) 保科 壽直 (ほしな としなお)

厚生労働省認定 健康運動指導士
(ACSM)ヘルスフィットネスインストラクター
E・C救急法インストラクター
C・P・R心肺蘇生法インストラクター

 現在、日本では多くのスポーツ種目において競技人口が減少しています。特に最近10年間では、ジュニアの競技人口の減少が目立ちます。日本がスポーツの国際大会で成績があまり振るわない種目は、競技人口の減少と多少関係しているように思われます。

 今日、ジュニア層のスポーツ離れは、日本のスポーツ界の衰退につながるばかりか、成長期の子供たちの健全な心身の発育にも悪影響を及ぼすのではないかと思います。しかし、子供たちのスポーツ離れには、いくつか原因が考えられます。1つ目は、遊ぶ環境の変化です。以前は、子供たちの遊びの延長上にスポーツがあり、放課後の遊びの中で自然に筋力、スタミナ、柔軟性、バランス感覚などの基礎体力が培われていたために、どんな競技にもスムーズに参加することができました。
 しかし、今では、家の中での遊びが主流となり外で身体を動かす機会が極端に制限されています。その結果、基礎体力も低く、スポーツを行うための身体の準備ができていない子供が多いようです。

協会紹介 2つ目は、各スポーツ種目の専門性が高くなったことです。各競技とも指導者が小さいころから子供たちの専門教育に力を入れ始めているために、技術レベルが高くなり、普通の子供たちがスポーツに参加するチャンスが極端に減っています。

3つ目は、スポーツの目的が少し変わってきたことです。ただ単に楽しむスポーツから勝つことにポイントをおいたスポーツへと、子供たちを取り巻く環境が変化しています。指導者も比較的技術練習を主体におくために、これがスポーツを楽しみたい子供たちには精神的ストレスとなりやすく、スポーツ嫌いになってしまうケースがあります。もちろん、勝つために努力することも大事ですが、それを意識させる時期やタイミングが大事だと思います。

4つ目は、ケガや故障が原因で競技を続けられなくなり、やめてしまうケースです。恐らく、これがジュニアの競技人口の減少の1番の原因ではないかと思います。指導者の言うことを聞き、腰や膝が痛くても我慢して、一生懸命レギュラーを目指して練習し、頑張った結果、慢性的な故障になり競技を断念しなくてはならないケースは大変残念だと思います。

 私はこの15年間で中国地方中心に小学校、中学校、高校合わせて200校以上の学校で、主にスポーツに参加している子供たちを対象に身体づくりの指導をしてきました。指導を通して、子供たちの身体について、いくつか気がついたことがあります。それは、全般的に子供たちの筋力が弱く、柔軟性が低いことです。さらに慢性的な故障をしている子供が目立ちました。
これらの原因は、いくつか考えられますが、私の見る限りでは、基礎の身体づくりが不十分なために起こっている可能性が一番高いと思います。これは、いくつかの学校で指導者が基礎の身体づくりを理解しトレーニングを実践していたチームは、ケガや故障をしている子供たちが極端に少なく筋力的にも優れていたことからも判断できました。
つまりジュニアの競技選手の育成の中で一番大事なことは、ケガや故障をしない身体づくりを指導することだと思います。これは、技術を習得する上でも大切なことだと思います。

 私は、今後スポーツを行う子供たちに正しい基礎の身体づくりを広めていくことが、特定非営利活動法人日本スポーツコーチ&トレーナー協会の一番大事な使命だと感じています。
そこで、私が考案し過去15年間以上に渡り指導してきた安全で効果的な基礎の身体づくりの方法を広く日本全国で紹介していきたいと思います。そのためには、まず正しいトレーニングの指導ができる指導者の育成が重要になります。
そして近い将来、各県に正しい身体づくりができる指導者が増加することにより、ジュニア選手の育成もスムーズにでき、ひいては世界に通用する競技選手を輩出することにもつながるのではないでしょうか。


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